他人に期待しない、というスタンス。
尊敬してやまない友人が以前こんなことを言っていました。
「私は他人に期待しない」
ぼくはガンダムの登場人物風に「寂しい人生だね」なんてことをその瞬間に思ったわけだけど、
友人と別れた帰り道、ふと思い出して反芻してみたら、なんて込もった言葉なんだと思いなおした。
なんて悲しくて、現実的で、後ろ向きだけど前向きな言葉なんだろうと思った。
他人の不合理さを知り、自分の力のなさを謙虚に認められないと発せられない言葉だ。
自分と他人は違う人間で、自分の思った通りに他人が動いてくれるなんてことはほとんどない。
その瞬間での最善のコミュニケーション手段を選択・実行したとしても、自分ではどうしようもない変数によって他人の考えや行動はコロッと変わっちゃう。
それはしょうがないことなんだろうと思う。
もちろん仕事であったりとか、何かしらが懸かってる場合は別だ。
可能な限りリスクを減らしていくべきだ。
けど、そうでもないとき、ぼくは他人に期待しない、というスタンスを貫いていたい。
怠惰だ!ってなじるかもしれないけど、ぼくの人生の時間とエネルギー極めて有限であって、もっと他にすべきことだってあるんだし、効率のいい資源配分したいわけですよ、こっちだって。
歳とったらもっとそうなるんだろうなーと思う。