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@nzmt_i2o3

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ひらめきと弁証法

そういえば、転職しました。転職先の社長と何人かご飯を食べていた時に、社長が「昔の優秀なクリエイターは、弁証法でものを考える、と言っていた。アウフヘーベンというやつだ。

Aなのか、Bなのか、という二項対立ではなく、昇華した中間としてのCを考える、というものらしい。ぼくも初めて知った。弁証法という単語はわかったけど、意味がよくわからなかった。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

前に、KIITO(神戸デザインクリエイティブセンター)がIDEOと一緒に「新しいパンをつくる」ラボをやっていて、そこに参加していた。ぼくらのチームが考えあぐねてた時に、IDEOのひとがふらふらっと顕れて、AとBで僕らが揉めていたところに、Cというアウフヘーベンを提示してきた。

そんときはシンプルに「すげぇ」としか思えなかった。当時は一人称、二人称、三人称の解釈をしたけども、違う見方をすれば、あれはアウフヘーベンになるのか。

 

nzmt-i2o3.hatenadiary.jp

 

ことアイデアを考えるにあたっては、弁証法が有効だと思う。Aなのか、Bなのか、という対立軸から離れ、矛盾を抱えつつも両者を昇華した存在Cを提示する。見た人は、どことなく新しさを感じる。

 

最後に補足として。

広告クリエイティブにおける、アウフヘーベンに関してはJAAAの論文で市耒健太郎さんが言及されている。

http://www.jaaa.ne.jp/wp-content/uploads/2012/03/Essay_Contest_411.pdf

市耒さんは博報堂の恋する芸術と科学をやってきた人で、このときは既に雑誌「広告」の編集をやられていたのだろうか。恋する芸術と科学なんて、もうアウフヘーベンそのまんまだった。

3年前くらいか、大学生向けWSに招待していただいたけれど、自分の中で貴重な経験になっている。今になってとてつもない価値に気づいた。

WHERE ART AND SCIENCE FALLIN LOVE

jozo2050