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便利そうな発想ツール

便利なものをみつけた。

 

いきなり結果を出す→今日書き終えるためのショートショートの書き方マニュアル 読書猿Classic: between / beyond readers

 

(1)小説(短篇集だと効率がいい)や雑誌の記事のタイトルを集めて抜き出す。
(2)集めたタイトルを分解する。たとえばタイトルを修飾語と名詞に分ける。
(3)バラしたぞれぞれを(上の例なら修飾語と名詞のリストからひとつずつ取り出して)組み合わせる。

(4)組み合わせの中に〈光るもの〉が見つかるまで(3)を繰り返す。

 これだけである。
 修飾語と名詞のリストから、1つずつずらして総当りでもいいし(江坂本ではExcelでやっている)、簡単なランダム組合せの仕掛けをつくっておいてもいい(いろいろ使えるので)。

 Excelでつくったのをここ(ファイル名text-randomizer.xlsx 266KB)に置いた。

http://psychotoolbox.web.fc2.com/text-randomizer.xlsx

 

最後にはったURLから、読書猿さんがつくってくれたExcelで、アイデアの組み合わせみたいなことが出来る。(お辞儀をしながらDLしよう)

問題は、自分で言葉をいくつか設定しないといけないこと。そのあたりはうまく活用しよう。個人的には名詞のほうをアイデアが欲しいものにして、修飾語のところを形容詞にしてみるのがいいのかと思う。ベタだけど「食べれる〜」とか「被らないといけない〜」みたいなの。

もしくは、ちゃんとした修飾語+名詞という構造にしなくても、例えば二項対立のフレーズとアイデアを考えたい対象(名詞)の組み合わせシートにしてもおもしろい。(例:主観と客観+椅子)

色々と組み合わせが広がるね。

 

 

こういうの使っておまえはすごいアイデアを生み出してるのか?と聞かれたら全然そんなことない。というか、確かにこういうものに頼ってる時点で凡才感MAXだし、仮におもしろいこと思いついても「はいはいツール乙」みたいなことを思われる。

 

微妙に納得行かないよね。

 

だけども、そういう指摘にも頷くところがある。僕もこういうツールを使って面白いことが思いついたことがあまりない。アイデアをひねり出すというよりは、頭が凝り固まった時に、こういうツールを使ってほぐしたいときに気分転換的に使うもの。

もしくは、1人で考えてて頭が詰まった時に新しい視点を得るために使うといい感じ。

 

まあ、そんなカタく考えずに便利なもんは使ったら良いよね。

ideoの人を見て持ち帰ってきたいくつかの学び

先日、新しいパンをつくるゼミに参加してきました。そこにideoの方がいて、いくつか学びを持ち帰ってきたので、書いてみたいと思います。

 

  1. とにかくpost-itには「絵」をかこう
  2. とりあえず全部Yesと言ってみる
  3. 答えじゃなくて問を考えよう

 

※前提

パンのゼミは、4~7人のグループを組んで、そのチームで一つ以上のアイデアをつくる、というものだった。

 

1. とにかくpost-itには「絵」を書こう

https://www.instagram.com/p/BHE1dVXgK1C/

ideoのひとのスケッチ。

絵を書いてみることには、2つの意味があると思う。1つは書くことで自分の頭が立体的に整理されること。

そしてもう一つは絵が不完全である故に、他の人に想像やアイデアを載せる余地を残すこと。ぼくらは1人でとてもおもしろいことを思いついてカタチに落とし込めるほどすごくない(すごいなら今頃新世代の〜新進気鋭の〜で紹介されまくってるだろう)

なので、1人じゃなくて誰かに足してもらったり、トッピングしてもらったり、具をのっけてもらう必要がある。そうなったとき、誰かがのっかりやすいように見せた(提出する)ほうがいいよね、という。

※写真にも貼ったけど、ideoの人だって絵が激しく上手いわけでもない(本気出したらめちゃくちゃ上手いのかもしれないが…)

 

2. とりあえず全部Yesと言ってみる

 

いいものを作ろうとすると、誰かがいったアイデアに対して「うーんおもしろくないなー」と思う。他にも、議論から外れたことを誰かが言った時に「いや、それは今議論スべきことじゃないです」と思ったりする。というか言ってしまう。たとえどんなにそれが正しいとしても、とりあえず全部Yesと言ってみるのもおもしろいかもしれない、と思った。なぜなら、

否定からいいアイデアは生まれないし、別に良いアイデアが出なくても職を失うわけでもないし、何も損はない、何よりも否定はその人の気持ちの芽を摘む。おもしろいことを思いつかない人を否定しても面白いことは生まれない。

だから、仕事じゃないなら、とりあえずYesと言ってみる、おもしろいっすねと言ってみる。そしたら、面白いことが本当に生まれるかもしれない(と思った)

 

3. 答えじゃなくて問を考えよう

書店でこんな本が売っている。

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

 

ダニエル・ピンクだのティム・ブラウンが勧めてると書いている。こういうビジネス書に対して猜疑的な視線を向ける僕だけれど、今回ばかりは買ってきた。

 

「いきなりアイデアとか答えに飛びつきがちだけれど、その前にまず問を考えましょう」

そうideoの人は言っていた。最初はピンと来なかったけれど、終わってみたとてもしっくり来る言葉である。答えを考えるよりも、問について考えた方が良いアイデアに近づけるそうである。

よいアイデアにはいくつか特徴があるけれど、その一つには水平思考的なものの見方があると思う。

 

水平思考 - Wikipedia

ドライブの渋滞中に盛り上がる!「水平思考ゲーム」オススメ問題7選 | RETRIP[リトリップ]

※なお僕はドライブと水平思考ゲームはあまり相性がよくないと思う派だ。

 

水平思考的なものの見方には、隠された前提・既成概念、無意識のうちに当たり前とみなしているルールを疑うという態度がある。すなわち、解でなく問を、という言葉の意味として、すでにあるルールを疑う疑問を投げかけろ、という意味であると僕は思う。

 

gigazine.net

例えば、この記事で紹介されているfast idea generatorというものも、

①通常のルール

②型破りな方法

という二段階を採用することで、気づかない前提のあぶり出し→敢えてルールを破る、という問を作り出すやりかたと近いものを採用している。(※このfast idea generatorの母体であるDIY tool kitというのは起業家のためのツール集のようである)

 

他にも、KIITO(神戸デザインクリエイティブセンター)が「発想のスタートライン」として次のようなPDFを公開している。

http://kiito.jp/news/files/2015/09/KIITO_seminar14_startline_book.pdf

ここにも、まず最初に前提の点検という段階が設けられている。また5の分節化という段階も前提の炙り出しに近い方法である。

 

答えに飛びつく前に問をつくるというのは、こうした良いアイデアを生む「水平思考的な問」を作ることが大切という意味で、そして、いい問さえつくることができれば、自ずと発想が訪れる、ということではないか。

何よりアイデアを考えろ!と言われたらハードルがあがるけど、おもしろい疑問をつくってください、考えてみてください、だったら完成物に対してとやかく言われることもないし、気持ちが若干楽、ということもあるのだと思う。

 

まとめ

総じて学びの多いゼミではあったけど、最も大事だと思ったのは、アイデアは暗い気持ちで考えるんじゃなくて、楽しく考えようってこと。(当たり前すぎるが)

僕みたいに、気合入れすぎたり、アイデアの良さとかに真剣になり過ぎることはあんまり良くない、楽しく健康的に考えなきゃダメなんだよと、ideoのひとはきづかせてくれました。

おわり。

 

500円以下のボールペンで、アイデアを素早く快適にメモしたい人向けの私的まとめ vol.2

お題「お気に入りの文房具」

 

nzmt-i2o3.hatenadiary.jp

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続編。

 

前口上はもう書かなくていいよね。早速。

 最近(5/26)発売したばかり。シグノの書き味はドンピシャではないけれど、ノック式でこのドバドバ書き味はなかなか魅力的。滑りはやや良すぎる。あと躯体のデザインが格子柄というちょっと残念な仕上がりだけれども、機能性により妥協。

 

 

 

サクラクレパス ピグマ05 線幅0.5mm インク色:黒 ESDK05#49

サクラクレパス ピグマ05 線幅0.5mm インク色:黒 ESDK05#49

 

前回、ステッドラーのピグメントライナーを紹介したけど、今度はサクラクレパスのものを。イラストレーターさんがよく使うものらしい。

こういう比較記事もあるので、よければという感じ。

 

 

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hynm_noritake/20150503/20150503173515.jpg

 

完全に趣味だけど、noritakeさんのthis is a pen(ぺんてるのサインペン)

なかなか売っているところが少ない。実際ぺんてるのサインペンと変わらないのだけれど、noritakeというイラストレーターのちからを部分的に借りる気分で、書き味も微妙に変わる。

半ば精神論で終わってしまったけれど、とりあえずこれで。次回までになんとかバリエーションを増やしたい。